鉛塗膜が付着した手鉄骨の塗膜剥離施工です。
以前は普通に使われていた鉛を含む錆止め塗料。
鉄骨を錆から守るのにとても優れた機能を発揮していた物質になります。
しかし、機能性は高いものの、人体への影響は大きく
現在アスベストと同じように除去作業がおこなれているのが現状になります。
今回は、飛散を最小限に抑えるために、剥離剤を使用しての除去作業です。
ディスクグラインダーなどでの研磨作業は一切行いません。
剥離剤と人の手で除去を行っていきます。
今回使用する、剥離剤はこちらになります。
菊水化学工業が製作をしているキクスイSPリムーバーエコ
環境配慮型の剥離剤になります。
作業員の安全を守るために必要な防護服と化学手袋です。
防護服は、耐水性になっていて、もし剥離剤が防護服に付着をしても中に染み込まない仕様になっています。
併せて、化学防護手袋です。通常のビニール製の手袋より厚くできています。
人体を守るために必要な資材の一つです。
吹付などで剥離剤を塗布していくとはできないので、刷毛・ローラーを使用して剥離剤を塗布していきます。
塗料を塗るのとは違い厚みを付けるように塗布を行っていきます。
厚みの付け方で、塗膜の剥離作業が変わってきます。
剥離剤を塗布し、時間を置くと、、、、
表面が写真のようになります。
塗膜の剥離が進んでいる状態です。
この状態になったら、スクレーパー等で浮いた塗膜を除去していきます。
もちろん1度では完全に剥けることはありません。
数回に分けて塗布を行い旧塗膜の剥離を行っていきます。
念入りに、時間のかかる作業です。
今回は3回の塗布を行い、塗膜が完全に除去されました。
これで、有害な鉛の除去は完了です。
坂本塗装では、有害物質の鉛などの除去作業も実施させて頂きます。
建屋内での鉛含有塗膜の除去などはお任せください!
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